与えることとと与えられること(^○^)

昨日は
長女の中学校の卒業式でした。

また、
いつか書けるといいんだけど

決して順風満帆な
中学校生活ではなかったので
朝から本当に涙腺崩壊でした。

あんなにちっちゃかったのに
本当におおきくなったなぁ。

あんなに泣き虫だったのに
本当に立派になったなぁ。

こんな素晴らしい子に
本当に私が育てたんかいな。

なんて思い返していると

眠れない夜もずっと抱きしめることとか
毎日ごはんをつくることとか
たくさんの愛情とか
娘の頑張りを応援することとか
信じ続けることとか

私が長女にして渡してきた愛情って
すごくすごく無償の愛で
たくさんたくさん渡してきたと思っていたけれど

「長女」という
ちっちゃくって
あったかくって
まんまるな
ソレを産んでしまってから

彼女の未来を想像することとか
そのためにかっこいい自分でいたいと思えたこととか
そのおかげで夢をあきらめずに自分らしく生きれるようになったこととか
自分が肉体を離れた後もこの世界で生きていかなければならない彼女を守りたいという想いや責任感や
その未来を守るために今を選んでいき切る気持ちや
それらを大きなうねりにしたい!と思う行動力が
自分の奥底から突き上げてくるわけです。

そして、
実は私が渡してきたあれこれより
長女からもらったもののほうが
多かったし無償の愛だったことに気づかされました。

って
考えていたら
少し前
私の生涯のおっしょさんと話したときのことを思い出しましたので
ちょっとシェアしますね。

そのおっしょさんは
私に

【丁寧な暮らし】の
すべてを教えてくれた人。

そして
それを本当に実践してる人。

畑を耕し
種をまき
野菜をつくり
種をとり
食事をつくり
堆肥を作り
土をつくる

そんなこんなもしながら

地域で
助産師として
本当に表に立たずに
地元のすべての女性の底辺で一緒に手を取り
背を押し

生きることそのものを
ひとりひひとり支えてくれる人。

そんなおっしょさんが
大好きで仕方のなかった私は
勝手に
「おっしょさんの金魚のふん」
という名刺をつくり付きまとう毎日♪

自宅出産も
学校訪問も
思春期講演も
畑も
散歩も
なんでもかんでもついていきました。

そして
随分とあきれられたのち

金魚のふんよりもしつこく付きまとう私にいろいろなものをレクチャーしてくれようとして
おっしょさんが地域のお母さんたちを支えようと始めた育児相談室のアシスタントをさせていただけることになりました。

その日から
10年間
毎月2回
無償でお母さんたち向けの相談室を一緒にやってきました!

その中でも
たくさんのことを習いました。

カラダを温めることが大切なことも
ワクチン以上に効果のある「免疫」というものを子どもたちはつくることができることも
お米が大切なことも
人との間合いも
和式トイレの大切さも
子どもたちとの関わり方も
おっぱいマッサージも
畑のやり方も
あれもこれもあれもこれも
ぜんぶおっしょさんに教えてもらいました。

体調を崩すと
かぼちゃや
びわの葉や
お灸や
ごぼうしを持って駆け付けてもくれました。

その間にあった
息子のお産も
ちびのお産も
おっしょさんに取り上げてもらいました。

そして
東日本大震災の後には
必死に現地に通う私の手を取り
「あの時、私たち大人が
原発をとめることができなくてごめんなさい。」

謝ってくれたおっしょさん。

それまでの会話の中には出てきたけれど
ちゃんとキャッチできてなかったし
理解できていなかった

お金の価値
原発の意味
利権というものとこと
こどもたちを守るということはどういうことなのか
こんなこともその日から
おっしょさんの生き様とともに教えてもらいました。

って
書いていても支離滅裂になっちゃうくらい

おっしょさんには
出逢った日から

教えてもらうばっかりで
守ってもらうばっかりで
助けてもらうばっかりで
いただくばっかりで
支えてもらうばっかりで

どんなに真似ても
どんなに近づきたくても
どんなに恋焦がれても

ぜんぜんおっしょさんにはなれなくて

どうやってお礼をしようか
どうやって感謝を伝えようか
どうやって恩返しをしようか

考えても考えても
おっしょさんからいただくモノのほうがはるかに大きくて
はるかにあたたかくて。。。。

そんなこんなの先日。

電話で
「そろそろエネルギーきれちゃうころだろうから
やさいもっていくよ~」
と、言われるわけです。

本当に
ありがたい話なのですが
私からおっしょさんに差し上げることのできるものが
本当に何一つなく
切ない気持ちになってしまい

「いただくばかりで申し訳ないです。」
って答えたんですね。

そしたらそのおっしょさん。。。。。

「こじまちゃん。
おかあさんってあかちゃんにおっぱいをあげるでしょ?
朝も昼も夜も夜中もず~~~~っとあげるでしょ。

じゃあ、
あかあさんって
おっぱいをあげているだけだと思う?

あかちゃんは
もらっているだけなのかしら?」

って
私に問うわけですよ。

こたえはもちろんNO!

「おかあさんは
赤ちゃんにおっぱいをあげることで
かけがえのないたくさんのものをもらっていると思いますし
私もたくさんもらってきました!!!」

って
思わず答えてしまって
我に返るわけです。

おっしょさんは
話を続けます。。。

「こじまちゃん。
私は、もうたくさんのものをあなたから受け取っているわ。

いつもありがとう。

頑張ったり
コレでよかったんだ。
って、
こじまちゃんがいるから思えてるのよ。」

って。

もうね。。。。。。

「育自」とか「親育て」とか
いろいろ言うけど
そういう言葉遊びでなくって

真底
心底
し~ん~そ~こ~

与えることと
与えられること

実感させられたわけです。

子育てしてたり
家事に明け暮れていたり
夫や家族の理解や優しがが見えないようなとき

「あたしばっかりあたしばっかり。。。。。涙」
ってなることも
たくさんあるけど

それって
ちゃんとあかちゃんがみててくれてる!
ちゃんとあかちゃんが認めてくれる!
ちゃんとあかちゃんが受け止めてくれてる!

それはね
すぐに評価されたり
すぐにご褒美を感じたりできるものではないかもしれないけれど

子どもたちは
まちがいなく
その頑張り以上のものをお母さんたちに
与え、残してくれています。

はぁ。
こどもっちって
やっぱりすごいなぁ。
IMG_3401

と!
いうことで
本日もはりきってお母さんです♪

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