「高江ヘリパッド問題」を翻訳こんにゃくしてみたよ!

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高江の問題。

全国から集められた機動隊たちと
住民と思われる年配の方々が
対立してたり
もみくちゃになっている写真が
FBを中心に出回っていて

「これは日本の中でおこっている問題です!」
って
怒りにあふれる文章がくっついていて

「おお!!!
これは大変だ!!!!」
と、思う方と
「な?な?なんのことだ???」
と、また恐怖とはてなマークでいっぱいになっている方とがおられると思います。3b8de4ea
高江の問題。
簡単に書きますね。
省略しすぎて歴史と環境をなしにしない様に気を付けて書きますが
はてなマークの方のまぶたを閉じさせない程度に。。。。

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まず!
「高江」というのは東村の小さな集落の名前です!
沖縄の北部に位置している沖縄本土内の一つの村のなかの小さな集落です。

そして
「ヘリパッド」というのは
「ヘリコプターの離着陸帯」のことをいいます。
だから
「高江ヘリパッド問題」

っていうのは
沖縄県の高江という町に
ヘリコプターの離着陸帯を国が作ろうとしているんだけど
その説明ややり方が
あ~~~~~~~~~ぁんまりにもおかしくって何とかしたい
と、思っている住民(&国民)と
国とが対立?してたんだけど

さらにおかしな言い訳で
強制的に、暴力的にその工事をごり押ししてきて
オカシナことになってるぞ!!!!!

ということになります。
ではでは
簡単な詳細。。。。。

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「沖縄」
という素敵な島はとてもとても一言では言い尽くせない歴史と精神力と遺伝子レベルの文化に富んだ島です。
その島は
第二次世界大戦で日本がアメリカに負けてしまった時に
一時、「アメリカのもの」になりました。
その後
白や黒のいろんな策略と努力のはざまで
沖縄はたくさんの犠牲と重荷と我慢とカテゴライズを背負いながら
「日本の島」にもどりました。

しかし
沖縄にはたくさんのアメリカ軍の基地があります。
島の総面積から考えた割合でも
相当なものです。
もちろん
そこに相対する人数のアメリカ兵とその家族も沖縄にいることになります。
ですので
「勝った国アメリカ」の兵士と
「負けた国日本」の一般市民とが
同じ島に住むことになりました。

そこで
沖縄の住人達は
兵士に対する恐怖
軍機、武器、訓練所、、戦争と隣り合わせである恐怖
そして、リスク、怒り、抑圧。
というものを抱えることになるのは
想像できると思います。

そんななか
1995年9月、米兵による少女暴行事件の発生を受けて
「どこまでアメリカの言いなりなんだ!!!」
と、沖縄中、日本中の国民が怒り、米軍基地の縮小への声が大きくなりました。

(アメリカの兵士すべてが悪い人ではないのですが
「勝った」「兵士」である自負が外せない人もいるし、
集団で行動、生活し続けるということは一種の洗脳になるので
えらくなった気分の方も多いのでしょうね。
兵士がいやで、祖国へ帰りたくて「軽犯罪」をすることによる強制送還を求めて
レイプをする兵士も多いという本も読んだことがあります。)
そして
同年11月、日米両政府の間に
「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」が立ち上げらることになります。
双方に公平な組織になってくれるのかと思いきや
1996年12月の最終報告で
移設条件付きで普天間飛行場や北部訓練場など11の基地を「返還」することが、日米両政府間で合意されたのです。

これがいわゆる「SACO合意」というものです。
どういうことかというと
アメリカ軍にとって古くなった施設は手放すから、
便利で新しい施設を準備してよ。
ということで、決定した。ということです。
返してくれる対象となった「北部訓練所」という場所。
そこの場所のかわりに余ってる場所にヘリコプターの発着所をつくってよ!
という条件がアメリカ側から出ており
日本側は
そのことを「高江」の住人に知らせることなくOKしました。
そのことを「高江」に住む人々は
2006年2月新聞紙面やニュースで知ることになるのです。

と!
いうことで
ここまでが「高江ヘリバット問題」のスタートまでの経緯。です。

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ちなみにね
日本に返してあげてもいいよ。と言っている
「北部訓練場」は
国内最大の米軍専用施設で
現在の正式名称は「ジャングル戦闘訓練センター(Jungle Warfare Training Center:JWTC)」といいます。
その名が表す通り、対ゲリラ訓練、歩兵演習、ヘリコプター演習などが行われています。 ベトナム戦争時には施設内で「枯葉剤」を使用していた事実も確認されています。
敷地内には22箇所のヘリパッドが在り、軍用ヘリコプターの飛行訓練は昼夜を問わず、民間地の上空にまで及び、近隣の住民は騒音や墜落の危険に常にさらされている状態です。
そんなことをも知っているから
世界遺産にも匹敵する壮大なうつくしい森を
土壌から破壊しておいて
毎日の暮らしに恐怖をばらまいておいて
古くなったから
「沖縄の住民の負担を減らしましょう」
とかきれいごと言って
「返してあげてもいいよ。条件付きだけど。。」
と、提案する。

その提案を見てみたら
うちの街にヘリバッドかよ!!!
ふざけんな!!!
ということになるわけですよ。
住民らには相変わらず何の説明もなく
あったとしても
原発問題のあとと全くいっしょ。

「はぁ?何を言ってるかわかりませんけど・???」
という
珍解答ばかりを並べ
会話にならず、同じことを繰り返す説明会だけ。

そして
着工予定日とされていた2007年7月2日
とうとう工事車両が高江にやってきました。
住民らは建設予定地のゲート前で、
防衛庁のはしっこのおっちゃんたちや、
工事業者らに工事を止めてくれるよういくら話しても相変わらず平行線な会話しかできず。。。

その日から
高江に住む方々を中心に
その政府のやり方を良しとしない人々や
高江の街、沖縄の自然、文化を守りたい日本中の人たちが
高江に集まり座り込みを始めるようになりました。
デモではありません。
抗議ではありません。
対話を、会話を、話し合いを
非暴力で行いたくって
住民たちは耐えがたきを耐え、
今日まで
「自然をまもりたい」
「普通の暮らしを守りたい」
「未来にこの恵みを残したい」
その気持ちだけで座り込んできたのです。
なのに国は
座り込み自体が国の活動の邪魔だ!
とかいっちゃって
裁判とかおこしちゃって。
あまりにも勝手な裁判だったから
簡単な裁判形式だったにもかかわらず
めちゃめちゃ判決まで時間かかっちゃって。
結局判決も
「座り込みは問題じゃないよ」
というものに
「でも、共同代表の二人は大騒ぎしたから一応罪にしとくわ」
みたいな、
あてつけのような判決でしたの。

それ以降
住民側もたくさんの怒りもあっただろうに
代表を立てず
なお一層つつましく、
でも、芯を持ち
座り込みをしてきたんだ。

さらに
【沖縄の基地問題】に関して触れておかなければならない【辺野古】の事なのだけれど
2016年(今年)の3月に
福岡高裁那覇支部が提示した
成立した県と国の和解条項において
「新たな司法判断が下るまで
(ヘリパッド建設のための)埋め立て中止」

「辺野古の埋め立て中止してきちんと話し合って決めましょう」の判決が出て
みんなもちょっと一安心だったところに来て。。。

今回の参議院選で
いい気になったにやけた首相が
(沖縄県の参議院議員が自民でなかったことへの当てつけの様にも感じるのだけれど⇦これは、わたしの私的な感情ね)
この条項の解釈を勝手に「陸上部は対象外です」と言い切り

(1)辺野古新基地の陸上部の作業を再開する

(2)辺野古の埋め立て承認取り消しの違法確認訴訟を検討する

と沖縄の基地問題に対して突然!強制的な態度と圧力をかけはじめたの。

時を同じくして、
辺野古基地の問題だけでなく、高江のヘリパッドに関しても
日本中の機動隊を高江に送りこみ
圧力をかけ始めた。
ってわけです。
わかるかな???

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ここには
たくさんの問題が隠されていて
たくさんの罠も仕掛けられていて
怒りと憎しみでこぶしを熱く握りしめている人々が
沖縄や高江に集ってしまうと。。。
間違った表現をしたり
行動に出たり
そこばかりフォーカスされたりしてしまうと
非暴力で
伝えることを選んできた人たちの
長年の努力や気持ちが
ないものにされてしまうんではないか。

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という切ない気持ちと
ここまで来ても
一般報道にはなかなか取り上げられない苦しさと
ここまで
考えられないような
解釈の相違を強行する首相のおぞましさと
これを受け入れざるを得ない状況になったときには
これを前例として
全国各地で
国、というものは好き勝手を始めるんだろうな。という恐怖と
どうしたら
これをとめることができるんだ???
というもどかしさ。

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で、
胸がつぶれそうな想いです。
住民も暮らしを守りたいだけ。
機動隊員も
暮らしのための労働の一部。
命令された仕事を一人の父として、夫としてこなすだけ。
闘いあうのは
いがみ合うのは
傷つけ合い
傷つきあうのは
やっぱりどうしても末端。。。。。
わたしたちとこどもたちなんだ。。。。。

やんばるの森

 

沖縄タイムス高江ヘリパッド問題


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