一緒にいた21年と一緒にいなくなってからの21年
先日
父の命日でした。
わたしが21歳の時に他界した父。
今年の父の命日の時のわたしの歳が42歳。
気づいたら
父と一緒に過ごしてきた時間よりも
父がいなくなってからの時間の方が長くなってた。
でもでもよく考えたら
0歳で生まれて
父と過ごす時間のほとんどない幼少時代で
父に怯えて逃げ隠れしていた小中学時代で
父が大嫌いで、友達や彼氏といる方が大切だった高校時代。
そして
親元を離れて暮らすようになり
父の病気を知っても自宅には戻らず
24時間の付き添いが必要だ！
と、病院側に言われてから
夜の夕食の介助から就寝〜夜中〜朝食までの時間を
父と二人きりで過ごすようになって半年が経った頃
父は母と二人きりのタイミングを選んで
息を引き取った。
だから
42年の間で
父と一緒に入れた時間って
本当は1年くらいなものだったのかも。
と、
すこし欠け始めたけれど
妖艶な色を放っている月を見ていたら
そんなことを考え始めていて
父が肉体から離れていってから22年経って
初めてその短さを実感して
ものすごく寂しくなって
初めてなんでもっと父と一緒にいなかったんだろう。
記憶に残っている感情をひっくり返すと
小さな頃のわたしは
たったの一秒も父のことを好きじゃなかった。
今、思うと
多分大好きだったし
大好きだったからの反動なんだろうなぁ。とか
これが父の愛し方だったんだろうなぁ。とか
思えるけれど
やっぱり肉体のある父と過ごした21年で
父は恐怖でしかなかったし
大嫌いだったし
こういうパートナーを持たないでおこう！とも思ってたし（笑）
いつも逃げたかった。
でも
父が床について
日に日にやせ細り
様々な薬の副作用が著明になっていく時間を一緒に過ごせることで
わたしがどれだけ父が怖くって
父が大嫌いで
でも、
全部全部伝えることができた♪
もちろん言いっぱなしではなくて
本当は元気になって親娘をもう一度やり直したいこととか
母は父が大好きだったから
わたしではなくて母に付き添いをさせてあげたいこととか
いろいろいろいろ話したの。
そして
20年凍りついていた親娘の関係が
一気に溶けてしまった（笑）
だから
最終的には父が大好きで
父に感謝と尊敬でいっぱいで
不器用だけど
精一杯愛してくれた父なんだ！
と、誇りを持って思えるし
理不尽な生活環境に飲まれてしまっていた
母とわたしを命をかけて
守ってくれたこともわかるし♪
父がいなくなる前に
和解できて
大好きだよ。って伝えることができて
命と元気な身体をありがとう♪とも毎日言えて
本当に良かったと思っていた。
そして
他界したことがよく認識できないまま
葬儀が終わり
49日が終わり
何度かの法事が終わり
その間にお墓もたてて
いつの間にか
家族も増えて
子どもも増えて
仕事も変わり
大切なものも軸になり
気づいたらこの歳だった。。。。
そうしたら
急に父が恋しくなってしまった。
孫を見せてあげたかったな。
父の遺伝子がここにいるよ！って
長女の粘り強さとか
次女の眉毛とか
長男の正義感とか
ちびの肉好きとか（笑）
ここに生きてるよーーーーーー！！！
引き継いで行くよーーーーー！！！
いっつも一緒だよーーーーーー！！！！！
こんなにたくさんの幸せをありがとう！！！！
って。
あーあ。
会いたくなっちゃったなぁ。。。。
いつか会える時
わたしのことちゃんと娘ってわかるかなぁ。
とーーーーーちゃぁんんんん。
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