トイレを流さない子どもたちと、抱っこが苦手というかあちゃんたち。

最近、公衆トイレや高速道路のパーキングのトイレで
ブツを流していない事例にであうことがとっても多く
「ありえん!!!!!」って憤慨していたら、
ちびがそのトイレをよけようとしますもので(気持ちはわかる。)
「気づいた人が流せばすむ話なのかも!!!?」という提案して
流して、用を足すことがよくある。

そう提案すると、ちびはあわてて
「幼稚園では、みんなトイレを流さないからわたしが注意するのよ!」
って、威張って巻き返そうとする。

「流さないの~~~~~~~~!!!!???」
という驚きの兄弟たち。

一番上とちびは12歳離れているから
コレも時代かなぁ。なんて話しつつ笑って終わっていたのだけれど。

その後の学校訪問や
改築工事を終えたこどもたちが通う学校への参観日があり
【トイレに入ったら電気のつくトイレ】に出会う。
【トイレの前に入ったら勝手にふたの開く便座】に驚く。
【用をたし、立ち上がったら勝手に流れて、ふたが閉まる】事実を知る。
【蛇口の下に手を入れれば水が出て】
【その手を引っ込めれば水が止まる】。

という、トイレ事情!!!!!

「こんな手持ち無沙汰なトイレは、都会の高級ホテルくらいだよな~」
と、思っていたら時代錯誤はなはだしかったらしい。

最近の普通のご家庭は
結構な割合でそんなトイレ事情だそうだ!

だもんね。
手動で水を出しても、とめるの忘れるよね。

だもんね。
大なり小なり何を出しても、「流す」「流れてのを確認する」「汚れの始末をする」のを
まったくしないんだね。

だもんね。
電気なんてつけっぱなし、便器なんて開けっ放し。

これって、これって、
「便利」になってよかったことなのだけれど、
思ってもみない「大切なものを失う」ことにもつながっているかもしれない。

昔(←笑)、水道の水を出すのには
蛇口を手で回したものなんだ。

それから 蛇口を手首を回してあけるタイプから
「蛇口を押す」「バーをあげる」「バーをねじ上げる」「手を差し出す」タイプにかわっていき
今の子どもたちは
「水を止め忘れる」だけでなく
「手首をねじる」という動作をしなくなってきた。

「毎日10回以上行っていた動作をしなくなった」
↓↓↓
「手首をねじるという行動ができなくなった」
に、変わってくるんだ。

【手首の稼動域が狭くなる】んだ。
【そんな動きしたことがない。。。】というこどもが増えているんだ。

手首くらいなんともないかもしれない。
鉄棒や自転車に乗るときの手使いなんて
ほかの動きや筋肉でカバーできちゃうかも知れない。

けれど
手首の複雑な動き。

腕と手の間接の立体的な動きを活かせていないと
手首のハードワーク(受験とか長時間のパソコン仕事とか)
暮らしの動き(鎌や手すきなど道具を使うということ)
工夫の必要な運動(ゴルフとかバスケとか)
変化する体の線に寄り添うこと(膨らむ乳房とか命を宿った毎日大きくなるお腹とか)
守らなければならない命を守ること(あかちゃんを抱くとか、年老いた親をまもるとか、ペットを育てるとか)

そういった応用力のない手になってしまう。

わたしが体験している現場で
ここ15年くらい、ココロの底から感じていること。

それは
【自分で産んだ子を抱っこできない親が増えているなぁ】
ということ。

これって
かあちゃんたち、つらいだろうなあ。って思うのよ。

【手使い教室~抱っこ編~】
とかやったら以外に需要があるんじゃないかと思うほど。

抱っこには正解も不正解もないです!

テクニックもメソッドもない!!!

でも、
「かわいらしい」
「抱きしめたい!」
「心地よく眠らせてやりたい。」
って、思っているのに抱っこできなかったり
抱っこをするほうも、されるほうも苦痛だったら切ないよね。

こっちのほうが泣きたくなっちゃうよ。。。。涙

そうするとみんな【便利な抱っこひも】を選ばざるを得なくなる。
そうするとみんな【自動で揺らし続けるハイ&ロウチェア】を準備しなくては疲れ果ててしまう。
そうするとみんな【腰が据わってない子にも腰を固定して座らせるような育児グッズ】が必要になってくる。

当然だよ~~~~~~。
当然!!!かあちゃんだって人間だ!!!
休みたいし、眠りたいし、トイレも行きたいし、ご飯だってしなくちゃ行けない。

「かわいい」「かわいい」ってずっと抱っこしていたいけれど
「かわいい」って思えないくらいぐずったり、泣いたり、反り返ったりを
抱っこするたびにされていたら、胸の奥が「くぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。。。。。」って苦しくなっちゃうよ。

だからね。

育児に善悪はないんだよ。
正誤もないんだよ。

その人の体調と、特徴と、環境と、タイミングと、対象と、背景といろいろいろいろ異なっていての「個」があるわけだから
どれが正解だ!とか
こうあるべきだ!とか
みんなちゃんとやっているのにわたしはできない。とか
ないんだよ!!!!

だから
みんなそれぞれで みんな◎まる♪

その上で
「もう少し手使いができてもいいなぁ。」とか

「手首がしなやかだったら、もう少しいろいろ楽だったかも」とか
「寄り添い上手になりた~い」とか
感じてくれる母ちゃんがいてくれたら

【手使い】を練習していこうか♪

とくに【だっこの学校】とかいかなくて良いからね。(行ってもいいよ。)
【パッチワーク教室】とかいかなくて良いからね。(行ってもいいよ。)
何かに通ったり、習ったり、ライセンスを取るのではなく

そいういうことではなくって
【毎日の手使いを意識してやってみよう!】ってこと。

◎公共の場では、できるだけ手間のかかるトイレを選んでもいいよね。(電気をつけるとか、消すとか、流すとか、和式とか、こぼしたものをふくとか、蛇口をひねるとか。)
毎日どんどん大きくなる自分のお腹に、手を寄り添わせてさらしを巻いてみるのもいいよね。
あかちゃんのロンパースのすそを持って、背中のしわとりをしながら背中の曲線を感じてみるのもいいかも。
大人も変化しているのよ!だんなさまの背中を「押す!」「もむ!」だけでなく寄り添わせてみたり。◎昔ながらの小さな道具を一種類だけ使って草をとってみたり。
週に一度は掃除機をやめて、ほうきで掃除をしてみたり。
こどもたちといっしょに掃除をするときはらくちんなモップの取り合いにならないように、みんなで雑巾を手にしてみたり。

そんなこと。

たかが電気のスイッチが手動か、自動か。
たかが蛇口をひねるのか、勝手に出るのか。
たかが掃除を立ってするのか、しゃがむこともするのか。
たかがおむつを丸めて捨てるのか、たまに手洗いをもするのか。
たかがおっぱいをいつも同じ体勢でするのか、おっぱいの張りや赤ちゃんの成長や機嫌にあわせて工夫する策を持つのか。
たかがだっこだけれど「泣き止ませる」ことだけにフォーカスするのか、子どもの快不快により添うのか。
たかがお風呂のお湯をためるのを浴室まで行かないとできないのか、キッチンからできるのか。

そんなことそんなこと。
たかだかそんなこと。

でも、
探してみると
すべてが楽になりすぎている。

朝。
何で目を覚ますのか。
顔を洗う水を出すためになにが必要なのか。
朝ごはんをつくるのにどんな動作が必要なのか。
お弁当を入れる入れ物は?
トイレの取り扱いは?
朝の家事は大変だけれど、それは時間的な大変さだけなのではないか?
足元は?
登校、通勤の手段は???
ってな具合に、

6:00に目を覚ましてから8:00にいたるまでに
こんなにたくさんの「便利」があふれている。

ということは???

この裏側で(もしかして表側で)
わたしたちが気づかないけれど、ものすごい勢いでたくさんのものを失ってしまっているのではないか。と、思うわけです。

最近
「だっこの苦手なかあちゃん」が増えていて
「こどもさんの体調について【今日は◎◎です】【今日はこうなりました】【今日もかわりません】という、わたしにお子さんの体調管理や体調の良し悪しのジャッジを求める連絡」が増えていて
「自分の腰痛に気づいていない頑張り屋さんの妊婦さん」が増えていて
そういったことを自分でケアするすべや策を持たないかあちゃん」が増えている気がするのです。

それも含めて
いい悪いではないのだけれど
「苦しくないかな」
「切ないだろうな」
「不安でいっぱいにならないかな」
と、心配にもなります。

じゃあ、どうしたらいいか???というと
知識をつけることも大切でしょう。
知恵も授かることもよいでしょう。
経験者に聞くことも。
メソッドやテクニックを知ることも。

でも、それって応用が利かないからね。
また、違う問題で苦しくなる。
また、ステージを変えて繰り返す。

だから、
時々「便利」を休んでほしいなぁ。と思います。

もうすでに「当たり前」になっていて「便利」になんか思わないのだけれど
つまずいたときだけでもいいから「急がば回れ」。

ちょっとだけ面倒くさいほうを選んでほしいと思います。

逆の言い方をすれば「ソレをするだけで失ったものを取り戻せちゃう♪」。

しかも、無料!!!
しかも、出かけないでいいし!!!
しかもしかも、家族も喜んじゃう!!!!!

わお!
なんて、ゴールデンウィークにもってこいなプランでしょう♪

だから
人間ってアウトドアが好きだったり
魚を裁ける人にぐっと来たり
ちくちく雑巾をみるとうつくしい!って感じたり
家中を水拭きすると凛とした気持ちになったり
均一や均質も好きだけど一点ものも気になりすぎたり

するんだろうね~~~~~♪

食器を洗うのに昔はお湯なんかでなかった。
洗濯機は二層式だった。
どこに行くにも歩きか自転車だった。
っていう

「今の人はいいわよね。昔は。。。。」
的な、昔の人のうざったいと思っていた話。

いわゆる「年寄りの苦労自慢」だと思ってた。

けど「苦労自慢じゃなかった!!!」と、感じるようになってきた。
というか、わたしも「年寄り」に入るようになったのか。。。。(笑)

さて、
去年とれた種でもまくか。。。。(←意味深笑)


こぢまのスケジュール 【開催日・開催場所・内容】

 

10月23日(火)24日(水)ワクチンセミナー講師養成講座 東京都内
10月15日(月)16日(火)ワクチンセミナー講師 フォローアップ講座
7月28日(土)29日(日)ワクチンセミナー講師 フォローアップ講座
7月26日(木)27日(金)ワクチンセミナー講師養成講座 上越市
10月28日(日)山形県 庄内オーガニックマルシェ
7月11日(水)愛知県半田市 内容未定
7月8日(日) 高知県高知市 やまもも学園 内容未定
7月6日(金) 滋賀県 内容未定
6月15(金) 茨城県水戸市 いのちの守り方

6月16(土) 茨城県水戸市 健康相談会

6月3日(日) 岐阜県揖斐郡池田町 子供の未来と健康のために 1日
6月2日(土) 愛知県岡崎市 女を深める深い男でいるVol3
5月28日(月) 上越市内 臨床漢方医、宮崎晃太郎さん招致セミナー 
4月28日(土)長野県松本市 親子で聞く性のお話
4月26日(木)山梨県富士吉田市 国民投票
4月21日(土)神奈川県横浜市 更年期のお話 翻訳こんにゃく
4月8日(日)東京都内 子宮サミット
3月25日(日)魚沼市広神公民館 更年期のお話 性のお話
3月19日(月)石川県金沢市 メタトロン健康相談会
2月24日(土)埼玉県所沢市 鉄火味噌WSと季節のお話
2月23日(金)江戸川区 こぢま的栄養講座 納豆作りワークショップ
2月19日(月)石川県金沢市 翻訳こんにゃく講座
2月14日(水)上越市 翻訳こんにゃく講座 お申し込みはメールにて
2月11日(日)建国記念の日 長野県長野市 国民投票のお話

1月24日(水)茨城県水戸市 「排出できるカラダ作り」「女性のカラダ」 

1月20日(土)栃木県宇都宮市 こぢまりえさんとホンマもんの納豆を作って腸と免疫について学ぼう!
1月12日(金)江戸川区 こぢま的栄養講座』『お金の話』in江戸川区

 


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