HugHug

写真 (1)

だっこひもHugHugは、スリングです。

スリングと聞いてピンと来る人、?の人、がいると思います。
実はTenCherryを立ち上げる前は、私たちもそうでした。
スリングはだっこひものことです。
その中でも、身にまとうように三角形型の布でできた袋状のものを示しています。

赤ちゃんをすっぽり包み込み、ゆりかごのような、ハンモックのような心地よさと使いやすさが特徴です。

ちょっとここでアメリカのシアーズ博士の本を引用します。

「世界中の多くの文化圏で、親たちは、まるでコートを着るように赤ちゃんを『身にまとって』きました」
(シアーズ博士夫妻のべビーブック,p228,ドクターウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ共著,榊原洋一監修,岩井満理訳,主婦の友社,2000年発行)

スリングは、決して新しいものではなく、世界中の国々で使われてきたものなのです。
日本にもおんぶ紐、おくるみが存在しました。これも、一種のスリングと言えます。

日本は、戦後アメリカの強く受けてきました。
そのアメリカにはおんぶという概念がなく、ベビーサークルやベビーカーと
言ったように赤ちゃんを「置く」「運ぶ」という考え方が主流だったようです。
だから、べビー用品店には、ベビーカー、べビーベッド、赤ちゃんと密着しにくい
キャリアが多く並んできました。

最近、赤ちゃんを「抱く」よさが見直されてきて、
スリング型のキャリアが増えてきました。

だっこひも(スリング)をお勧めする理由。

もう一度シアーズ博士の本を引用します。

「私たちは、赤ちゃんの育て方についての研究結果を何年にもわたって調査し,

『たくさん抱かれた方が乳児の行動も発達も優れている』ということが多く支持されていることを知りました。」
とあります。(シアーズ博士夫妻のべビーブック,p228)

赤ちゃんは、お母さんとピッタンコしていたいのです。

それが一番安心なんです。お母さんのあったかさ、息、鼓動、視線を感じでいたいのです。

TenCherryとスリングの出会いは2000年です。
本当に純粋に「希望に満ちあふれた妊娠生活」を終え、無事出産♪
これが苦しみのはじまりだとは、全く思いませんでした。
やっと会えた我が子は、『寝ない』『食べない』『泣き止まない』のスーパーべビー。
まあ、普通の赤ちゃんもそうですし、とくにうちの子ばかりがひどい訳ではないと思っていたんです。
でも、どこに行っても泣いてるし、いつでも泣いてるし、
耳障りな甲高い声で泣き続けるし、泣き止まないし…。

しかも、朝も寝ないし、昼も寝ないし、夜も寝ない…。
最高3日3晩泣き続けてました。
一時も休まることなく。

このときばかりはウトウトもしてましたが、さわやかな風の屋外を抱っこで歩いているときのみのウトウトです。
親はいつ休むんだ!!!???と思い産院に駆け込みましたが、そんなに大変なのはあたしばっかり!!
さらに、寝不足が続き体力も消耗し果てて乳腺炎をくり返し治りません。

でも、我が子はおしゃぶりどころか母乳以外全く受け付けず、
結局、あたしが抱っこして、あたしが乳くれて、あたしが家事して(抱っこしたままですよ!)…。
ある夜、2階の廊下を歩いてたんです。
3時間くらい。
そのとき窓辺に立ち『ここから投げたら眠れるなあ..』って、思ったんです、普通に(笑)。

我に返ったら、ヤバい自分に気づきました。それから頑張りましたよ。
べビーマッサージに通ったり
(今はメジャーですけど、その頃はあたしの住んでる田舎ではなく、高速を使って2時間かけて習っていたんです。)
母乳育児の講演を聴きにいったり、整体につれてったり、子育て広場につれてったり(2~3ヶ月でつれてってもねえ…)。

もう、よく覚えてませんけど、いいと言われることはかたっぱしからやってみたんです。
でも、全く効果なし。
あげくの果てに知らないおばさんとかに
『そんなに泣くなんてお母さんの愛情不足じゃない?抱っこしてあげなきゃ!』と言われる始末!
気が狂いそうな一言でした(怒)!!!

話が長くなりましたが、そのべビーマッサージ教室で助産師さんが紹介してくださったのがスリングでした。

べビーマッサージは我が子(あたし?)には合わなかったのですが、スリングは良かった!!
何が良いって、寝るんです!!うちの子が!!だっこひもなんて山ほど買いましたよ。

昔ながらのから、3way4wayといわれるもの、新生児用に、医療用、腰かけタイプに、椅子型、パパ用!無駄でした、
というよりバカでした。
そんな買い物。

入れた瞬間に、のけぞって泣くんです。のけぞりすぎて落ちるか、吐くまで泣き続けるんです。
べビーとママの間にあるあの板、あの溝、あの距離がだめだったようですね。
だから、スリングはばっちしでした♪ぴったりくっつくし、
本当にいつもだっこしているままでだっこ専用の手がもう一本生えたようでした。
あたしにも子どもにも違和感がなく、ちゃんとだっこしている(されている)実感があるんです、運んでいるのではなく。

すごいなあって思いました。

赤ちゃんを
「歩けないし抱っこで運ぶ」のでなく
「守りたくて、見つめたくて、この手から離したくない!!」って抱っこできるんです。

そんな、きれいごとばかり言ってられないのが主婦ですよね。
洗濯も掃除も食事の準備もしなければ!いままでは抱いて、片手でやる!
もしくはどんなに泣いても(「奥さん、悩みない?」と近所の人に虐待を疑われ聞かれるほどの泣き声が外に漏れていても)
最低限だけはやっていたんです。
まあ、大差はありませんがスリングに出会ってからはスリングに入れて掃除くらいはできるし、
トイレにも行けるようになりました。

泣き叫ばれて『ちょっと待っててよ!!』と怒りマークでいうのも
10回から5回くらいに減ったかな?その半分は「しょうがないなあ、抱っこマン!』
と抱いてあげれる余裕ができました。だって楽なんだもん。

でもね、やっぱり少し使いづらかったんです。そこで今度は集めました、集めました。
日本で始めてスリングを販売し始めたという会社のものから、
スリングの良さを伝えたいと手づくりでつくって販売している助産院のスリング。
そして、道行く外国人の方に声をかけて「あなたの国にはスリングはありますか?」と聞き、
あると言われればお宅まで伺ってみせていただいたり、使わせていただいたりしました!!
でもね、でもね、みんな良いところとしっくりこないところがあったんです。

そこで、縫製&アパレル関係の友人に『あたしと我が子専用!!』のスリングをつくってもらったんです。

スリングの袋の部分は立体的に、かつ赤ちゃんの背骨型に。
テールの部分は長過ぎず、だらしなくならず。
ママは荷物が多いので、ガーゼハンカチやおむつとおしりふきくらいはスリングに入ってほしい。
かさばるのは嫌、使ってないときもスマートに!柄もかわいく!

こんな注文の多い客、ウエディングドレスのオーダーでもなかったそうです。
でも、半年掛りで完成!!よく聞いてくれました。
できばえは、すばらしかった!そりゃそうですよね、あたし用ですもの。
テールの先にガーゼハンカチや車のkeyが入るし、スリングの袋は助産師さんや
整体の先生に誉められるほど赤ちゃん型(子宮型)です。

赤ちゃんを入れていないときはコンパクトにしまえるし、
抱っこしてるときには本体を入れるはずの収納ポケットに紙おむつや携帯用のおしりふきが入ります。
大きさも25cm×25cm、500gありません。文句なしです!!完璧!!

友人が試作品を作り続けている半年間も、その後も、我が子との関係はとても良くなっていきました。
生後10ヶ月から保育園に入れて社会復帰していたのですが、送り迎えは必ずスリングを持参しました。

保育園に行ってたので、体調を崩すことも多かったのですがどんなに高熱で苦しんでいても
スリングに入ると安心したように眠ってくれました。第2子ができた時、
卒乳を迎え『あたしのおっぱい赤ちゃんにあげる。でも、HugHugはあげちゃだめ!』
とまだみぬ兄弟を迎える準備ができたのも、自分の甘える場所、帰る場所があるのを確認できてたからなんだなあ。
と思います。
それを証明するかのように、甘えたくなると口では言わずに食卓のあたしの席に自分用のスリングがそっと置いてありました。

そんな抱っこマンな我が子ももうすぐ6歳。
スリングにはもうほとんど入りませんが、甘えたくなると「あたしのHugHugどこにしまったかなあ?」
とわざと言います。そんな夜は下の子どもたちを早く寝かしつけて、2人でココアを飲みます。
ココアの余裕もないときは、てっとりばやくもうじき6歳の我が子をスリングに入れて抱きしめてやります。
ものすごく重いですが、素手より楽です。そして安心します、あたしも我が子も。
入ってるのなんて1~2分です。
『ありがとね、もういいよ。』と、自らスリングから出て照れ笑いする我が子は、
それからしばらく兄弟にもものすごく優しくなります。

だからあたしは「あたしと我が子専用」のスリング『HugHug』が大好きです。
あたし用ができてから丸5年。スリングも注目を集め、話題になって様々なメーカーから発売され始めてきました。
それでも懲りずにいろいろ使ってみましたが、あたしはやっぱり『HugHug』が一番だと思っています。
機械がつくる大量生産と、「赤ちゃんが気持ちよいように」と心を込めて手づくりするのって、
やっぱりちょっと違うと思うんです。あたしのわがままを文句一つ言わずに作り上げてくれた友人と
「HugHugにお世話になったので、今度は私がHugHugをつくって親子を応援する番!!」と、
ミシンを踏んでくれる元のスリングユーザーさんたちに感謝です。

で、結局、赤ちゃんがラクチン、ママも(パパも)ラクチン、ふたりがラクチンだなあと実際に育児をして(現在進行中)TenCherry的に感じたのがスリングでした。
ちなみに今は3人の子どもがいます。上の二人はHugKidsで楽しんでるので、4人でラクチンで気持ちいい毎日です。
スリングに出会わなかったら、3人も産む気にならなかっただろうなぁ。本当に…。

だから、自信を持って、HugHugを皆さんにお勧めします。

HugHugのいいところ!

その1
紙オムツ、ガーゼハンカチ、ティッシュ、お尻ふき、哺乳瓶、etc.etc…。
とにかく、かさばる赤ちゃんグッズ。それプラス、mamaが必要な荷物で鞄はパンパン!
そんななか、さらにかさばる子守帯やベビーカーを持ってお散歩、お買い物なんて考えただけでも気が遠くなってしまいます。
HugHugはそんな悩みを解消します。
HugHugはコンパクトで収納力のあるスリングなのです。
HugHugはポケッタブル収納時の大きさは、25.5センチ×25.5センチ。厚さ2センチ。
紙オムツ(1つ)と携帯用おしりふきが入る大型ポケット
ガーゼハンカチや車のキーが入れられる小型ポケットがついています。

その2
HUGHUGはすべて手づくりです。
赤ちゃんとmamaが使うものだから。
縫製工場に頼むのは簡単だけれども、あえて手づくりにこだわっています。mamaのもう一つの手になれるよう…。赤ちゃんの安心できる場所ができるよう…。
ピッタンコ姿を想像しながら大切に大切に作っています。

ハグガグアコーレ

お買い物はこちらから。
http://tencherry.theshop.jp/


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